4ヶ月後に控えたサッカーコンフィデンシャルカップ及びワールドカップ観戦の準備をされている人も多いかと思います。今回のロシアコンフィデンシャルカップ及びワールドカップ観戦にはオフィシャルのIDカードとなる、FAN IDとよばれる身分証明書が必要です。今回はこのIDの取得方法やどういう時に必要になって来るのか、FAN IDの特典等を詳しく説明します。
FAN IDとは
FAN IDとはFIFA国際サッカー連盟・ロシア大会において、ロシア当局にて公式に発給される身分証明書です。2017年にロシアで開催されるフェデレーションズカップロシア大会および2018年開催のワールドカップロシア大会を観戦する人はこのIDを申請する必要があります。公式サイトにもはっきりと、全ての観客はこのFAN IDの発行が必要と書かれています。
ワールドカップロシア大会では、この ID をセキュリティ保持のために運用する予定です。
セキュリティ対策最前線
ロシアの大会から運用されるこのセキュリティシステムは、実はソチオリンピックでも採用されていました。非常に多く観客が入場する国際イベントで、観客全員の写真つき身分証明書をシステム内で運用し、IDなしでは会場への入場すらできない厳しいセキュリティ運用は、ワールドカップでは世界初です。
国際テロが世界中で多発している中、どのようにセキュリティ対策をするのか以前からも注目されていました。莫大なコストと手間がかかるとはいえ、セキュリティには万全を尽くす。今回の運用が注目されています。今回のシステムでうまくいけば、今後も多くの国際イベントで採用される可能性は十分にあるシステムです。
このサポーターバスには所有者本人の名前、写真、身分証明書のデータ、緊急連絡先等の個人情報を入力したプラッチック製のIDカードです。
このIDカードは観戦チケットお持ちするすべての人に必要で、子供にも必要です。観戦チケットがないとIDカードを申請できないので、観戦チケット入手後にIDカードを申請します。
FAN IDで何ができる?
- 観戦チケット入手した試合の観戦にはFAN IDが必要です
- FAN IDを所有する人にはロシア入国の際のビザが免除になります
(日本は通常ロシア入国にはビザの申請が必要です) - 交通機関が無料になる場合がある
- ワールドカップ開催地間の交通機関が無料になる場合がある
- インターネットを使って自由にホテルが予約できる(通常はビザ申請時にホテルの予約表を提出する必要がある
など、セキュリティ対策とはいえ観戦者にもありがたいサービスも受けられるようになっています。
登録方法は?
FAN ID新生には観戦チケットがまず必要です。 観戦チケットを購入したらパスの申請を行います。
申請の方法はポータルサイトで行うかまたは発給センター(ロシアに五ヶ所)でおこないます。現実的にはロシア在住の人以外はすべてポータルサイトでの申請となります。
申請に必要なのは次の3つ
- 顔写真 背景が白色無地のもの(デジカメやスマホで撮影したものでOK)
- 購入済みチケットの「Ticket Request ID」
- 自分のパスポート
申請はhttps://www.fan-id.ru/ から行います。
サイトのMy Requestページへ。 ページ中の「Your FAN ID」をクリックしOKを選択。
登録サイトにページが飛ぶのでRegistation を選択して入力画面に入りましょう。画面がロシア語だったり、文字化けしている場合は右上の言語選択でEnglishを選ぶと正常にアルファベットが表示されます。
登録のステップは4つ。
- 1 購入したチケットのrequest IDと自分の写真をアップロード
- 2 個人情報入力
- 3 ID受け取り方法の選択と緊急連絡先
- 4 入力情報確認
まずは規約のページが表示されるので、規約を読んで下の2つの選択事項にチェック、NETXをクリックして登録を進めます。
次は個人情報入力ページです。
購入したチケットの「Ticket Request ID」を入力。
・「Upload」をクリックすると画像ファイルを選択できます。
写真のアップロードに成功すると「Complies with requirements」という表示がでます。
(写真のバックグラウンドがグレーがかっていたり、模様があったりするとリジェクトされる場合があります。必ずバックグラウンドを白にした写真を使いましょう)。
登録方法の説明は FAN ID 登録方法 その2につづきます。