ライオンの異名をもつセネガルの選手達
W杯ロシア大会1回戦 Hグループで日本の対戦相手となるセネガル。06/24 11:00 [エカテリンブルク] での対戦が決まっています。
セネガル代表と聞くと、強いの?!と思われる人も多いかと思いますが、FIFAランキングでは日本より上位の27位。パワフルなプレーをする、身体能力に優れた選手を擁するチームです。さらに、サッカー好きならば誰もが知っている2002年のワールドカップ日韓大会での大活躍の記憶があるかと思います。あの時の活躍はものすごいパワーでしたね。強豪だらけのグループリーグを1勝2分で勝ち抜き、デンマークについで2位で決勝トーナメントに出場、初出場ながらベスト8まで勝ち残りました。今回のメンバーはさらに強くなっているとの噂。では今回のセネガルチームについてレポートします。
セネガル代表 基本情報
目次
セネガルの最新FIFAランキングは27位です(2018年2月15日)。 W杯出場は今回で2回目ですが、初回出場でベスト8の成績を残しています。
トップ級のフィジカルを誇る野生の戦士たち:注目選手
セネガルの代表選手は、世界的に見てもトップクラスの身体能力を持つ選手たち。その中でも大注目の選手たちをご紹介します。
サディオ・マネ (adio Mané)
セネガル代表のエースと評判の高い万能選手サディオ・マネ。母国では「黒いダイヤモンド」の異名をもつ、伝説的な天才選手です。首都ダカールから500km程離れた、セネガルのセディウ出身の25歳。ポジションはFW。
2011年にフランスFCメスでキャリアをスタートしたサディオは2012年8月にオーストリアのレッドブル・ザルツブルグのスポーツディレクターに見出され、ザルツブルグに移籍、移籍当初から試合を重ねるごとに凄まじい成長を見せ、またたくうちにチームの攻撃の核となります。翌年の2013年にはオーストリア・ブンデスリーガとオーストリア・カップでのダブル優勝に貢献して、その名が知られるようになりました。
2014年にイングランド・サウサンプトンFCにクラブ史上最高額といわれる1500万ドルの移籍金で4年契約の移籍をします。2015年5月のアストン・ヴィラ戦では前半13分から16分の間に3点を、さらに2分56秒間でハットトリックを決めるスーパープレーを樹立、この記録はプレミアムリーグ最速記録を更新します。2016年にはアフリカ人として史上最高額の3400万ポンド、日本円で46億3膳万円という凄まじい移籍金で、リヴァプールFCに移籍します。2017年にはシーズン13ゴールの活躍からクラブ年間最優秀選手にも選ばれ、さらにプレミアムリーグベスト11にも選出される活躍をみせました。
サディオ選手の持ち味は、なんといってもスピード。FIFA能力値でも92と高く、再度の突破能力には定評があります。敏捷でバランス能力に優れています。テクニックの高さも折り紙つきです。日本との対戦では、日本代表チームにとって厳しい相手となるのではないでしょうか。
イドリッサ・ゲイェ (Idrissa Gueye)
イドリッサ・ゲイェ選手はダカール出身の28歳。ポジションはMFです。2010年よりLOSCリール・メトロに出場しており、その後2015年にアストン・ヴィラFCに移籍、2016年にエヴァートンFCに移籍し現在もエヴァートンで活躍しています。10億円以上の金額での移籍交渉が行われたと言われていて、FIFAが出している公式能力値でもかなり高い数字を出していて、戦力と期待の大きさが伺えます。
シェイフ・クヤテ
セネガルとベルギーの両国籍をもつシェイフ・クヤテ選手はダカール出身の28歳。193cmの強靭な身体で強靭で恵まれた身体能力をもつ、ポジションMFの選手。ユースとして2000年から2005年までイェゴ・ダカールとブリュッセルでプレーしたあと、2007年にFCブリュッセルでプロデビュー。2008年にRSCアンデルレヒトに移籍します。2008年にコルトレイクに移籍したあと、2014年からウエストハムで活躍しています。シェイフ選手の特徴はなんといってもその強いスタミナにあります。1試合フル出場も軽々、ディフェンス力もフィジカルコンタクトも脅異的な強さです。ヘディングも得意でその長身を生かした戦闘力は相当なもの。(ちなみにFIFAの能力値では・・・・)
まとめると
主力の選手のほかにも、ヨーロッパで活躍の選手の多いセネガル代表。稲妻並みのスピードを誇るマネの足の速さは超人的で、一度球をもたれると追いつくのは難しいほど。それだけではなく、テクニックも高く、判断力にも優れています。またセネガルチームの選手は身長が総じて高く、身体力も強いのが特徴です。日本代表はさらなる体力作りにも力を入れる必要がありそうです。