W杯ロシア大会で使用の公式球に各国から批判?公式球の歴史

大切なアイテムながら、それほど話題にあがらないW杯の公式球。ところがこれまで国際親善試合等でつかわれている公式球について、各国のGKから不満がでていると各国のメディアが騒いでいます。今回は各国GKから不評コメント続出の2018年W杯で使用される予定の公式球について調べてみました。さらに今までの公式球についてもレポートします。

公式球はいつから?公式球の歴史

あまり知られていませんが、W杯の公式球も毎大会ごと、つまり4年ごとに更新されています。勝敗を決める要因のひとつにもなり得る公式球が毎回変わるスポーツもなかなかめずらしいです。1930年の初回大会のW杯ウルグアイ大会より現在まで使われた公式球は20種類にもなります。

2018年W杯公式球

2018年W杯公式球

初回大会でつかわれたのはイギリス製の公式球。レザー製でサイドがT字型のレザーになっているためTモデルと呼ばれました。

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1934年のイタリア大会までの4年間で、サッカーは爆発的に世界に普及しました。そのため世界中でボールが製造されていました。当時イタリアはムッソリーニ政権で厳しい国粋政策だったため、イタリア大会でのボールはイタリア製が絶対でした。このモデルも当然イタリア製でFederale 102モデル・3枚の革を紐で閉じたものです。

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第3回大会のフランス大会では、やはりフランス製のボールが使用されました。このモデルはAllenモデルというモデルで13枚のレザーを使用したもの。この時代のボールはまだボールを膨らますバルブができていなかったため、ボールの製作は困難だったようです。

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ボール製作に改革が起こったのは、1930年代。アルゼンチンのメーカーが新しい技術を開発し、ボールに外側からは見えないバルブが取り付けられ、膨らませるのが簡単になりました。ですが、FIFAからはなかなか受け入れてもらえず、バルブ付きのボールが採用されるようになったのは1950年のブラジル大会からだそうです。

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1970年代からアディダスが採用しはじめられます。1970年メキシコ大会で使用されたこのボールは現在のボールの原型となるデザインが採用されています。このボールはテレビが普及し始めた時代でしたのでテレビとスターを掛け合わせた造語またはW杯放送に使われたてるスター衛生にちなんで「テルスター」と呼ばれました。

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一大人気となったモデル「タンゴ」はアディダスのアイコニック的デザインのボール。
1978年のアルゼンチン大会で使われました。独特の三角模様は現在でもお馴染みのデザインですね。

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次のW杯スペイン大会では、タンゴのデザインが使用されましたが変わったのは素材です。今までレザー製だったのが、スペイン大会ではポリウレタン製のコーティングが採用されました。素材が変わり、ボールの吸水性が大きく変わりました。

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2002年の日本・韓国大会で使われたボールは「フィーヴァーノヴァ」はデザインがアジアにインスパイアされたものでした。技術面でも大きな変化があり、ボールの素材は軽量高強度のシンタクティックフォームとよばれるものがボールの内側に使用されました。以前とくらべてかなり軽量となったため、一部のGKからは不評だったそうです。

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2006年のドイツ大会で使用されたボールはさらに技術革新があり、継ぎ目のない14枚パネルの「チームガイスト」が選ばれました。パネルを熱でくっつけているので完全なウォータープルーフのボールとなりました。これはW杯史上初めてのことでした。

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2010年南アフリカ大会で使われたボールは「ジャブラニ」。サッカー史上最も嫌われているボールとして、不名誉に名高いボールです。全モデルに基づいて、技術力を生かしたはうだったのですが、選手たちの評判はとても悪いものでした。

不評コメント目白押しの訳

さて、2018年ロシアW杯でのボールですが、W杯の公式試合球が『TELSTAR18(テルスター18)』に決定しています。ブラジルW杯のBRAZUCAと同じ6枚均一パネルで、熱赤号で縫い目のないタイプです。さらにNFC(近距離無線通信)タグを搭載し、スマートフォンでボールを相互作用させることができるということです。

ところで、この新しい公式球、国際親善試合に使われ始めているのですが、各国のGKを始めとする選手から不評が湧き上がっているのだとか。特にテルスター18は奇妙な動きをし、予想不可能な動きをするという批判が多いのです。選手からはボールの改善を求めるというコメントがよせられています。

まとめ

サッカーの試合で勝敗を握るといっても過言ではない、公式球の質。2018年の公式球でもすでに批判がでているということです。是非とも開幕までにボールの質を見直し、各国の選手たちにすばらしい試合をしてもらいたいですね。

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