サッカー界にも多大な影響を与えている新型コロナウイルス。
どうやら、このままいくと2022年カタールワールドカップの開催時期にも影響を与えてしまいそうです。
ここでは、2022年カタールワールドカップの延期の可能性についてまとめていきます。
国際連盟(FIFA)が2022年カタールワールドカップの延期を検討
早くも2年後に迫ったカタールワールドカップですが、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念され、国際連盟(FIFA)が延期も視野に入れて検討し始めていることが、関係者への取材でわかりました。
開催国であるカタールでも、6月17日時点で累計約8万人のコロナウイルス感染者が出ており、またピーク時には1日で2,000人を超える新規感染者が確認されています。
勿論、開催までに2年の猶予がありますが、現状のままではカタールでワールドカップを開催するのは到底不可能であるため、まずはコロナウイルス感染者を減らすことがワールドカップ開催のための第一条件となるでしょう。
開催するためのマイナス要因が多すぎるカタールワールドカップ
初の中東での開催と注目を集めるカタールワールドカップですが、現状マイナス要因が多く、開催までのハードルは非常に高そうです。
まず何より、世界規模で新型コロナウイルスの終息の目途が全く付いていない点が挙げられます。
特に、感染拡大地域となっている南米やアフリカは事態が深刻化しています。
先日、ブラジル1部バスコ・ダ・ガマに所属する選手16人から陽性反応が出るという報道があったのも、記憶に新しいところです。
また、延期されたワールドカップ予選に関しても再開の日時は定まっておらず、このままいけば無観客やセントラル方式など、普段とは異なる方法を模索していく必要が出てくるでしょう。
難しい選択を迫られるFIFAやSC(カタール最高委員会)
新型コロナウイルスという未曽有のパンデミックが発生したことにより、2022年カタールワールドカップも全く先の見えないものとなりました。
これまでインフラ整備を進めてきたカタールとしましては、経済的な面で考えても、なんとしても開催したいところでしょう。
しかし、最も優先されなければいけないのは選手やサポーターなどの安全面です。
また、安全性の確保以外にも様々な利害が重なっているため、全ての問題を解決するためには2年という期間では短すぎるようにも感じます。
いずれにしても、FIFAやFIFAやSC(カタール最高委員会)には慎重な判断を期待したいところです。