ワールドカップの長い歴史の中では、これまでに様々な記録が生まれてきました。次回のカタールワールドカップでも、沢山の記録の更新が期待されます。
この記事では、そんなワールドカップでの数々の記録をピックアップしていきます。
最多出場試合数記録:ローター・マテウス(ドイツ)
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ローター・マテウスとは、7度のブンデスリーガ優勝や3度のDFBポカール優勝、UEFAカップ優勝など輝かしい功績を誇るドイツ代表プレイヤーです。
また、ドイツ代表としてワールドカップに25試合に出場しており、これはワールドカップの最多出場試合数記録としてトップの数字となっています。
現在の若いサッカーファンにはあまりなじみがないプレイヤーかもしれませんが、マテウスは走力や洞察力、パスの精確さ、闘争心、シュート力などがどれもハイレベルに備わっており、欧州年間最優秀選手やバロンドールに2回選出されるなど、欧州屈指の選手として認められてきました。
一大会得点:ジュスト・フォンテーヌ(フランス)

ワールドカップにて、1大会で最も多くの得点を獲得したのは、フランス代表プレイヤーのジュスト・フォンテーヌとなっています。
ジュスト・フォンテーヌは、1958年スウェーデン大会にて出場した6試合すべてでゴールを決め、(うち2試合はハットトリック)総合で13得点を挙げて、文句なしの得点王に輝きました。
チームは惜しくも3位に甘んじましたが、いまだにその一大会得点記録は長い歴史の中で破られていません。
最年長ハットトリック:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)
ポルトガル代表プレイヤーのクリスティアーノ・ロナウドは、2018年のスペイン大会にてハットトリックを達成しました。
その当時の年齢は「33歳と130日」であり、ワールドカップの最年長でのハットトリックとして記録されました。
プレミアリーグやリーガ・エスパニョーラだけでなく、先日はセリエAでも通算50得点を達成するなど、まだまだ衰えることを知らないクリスティアーノ・ロナウド。
カタール大会でも、もしかしたらハットトリックを達成し、新たに記録を塗り替えるかもしれません。
最短時間得点:ハカン・シュキュル(トルコ)
ワールドカップの歴史で、最も短い時間では「11秒」でゴールが生まれています。
その記録を保持しているのが、元トルコ代表プレイヤーのハカン・シュキュルです。
ハカン・シュキュルは、2002年に行われた日韓ワールドカップの韓国との3位決定戦という大舞台で、韓国の緩慢なミスを見逃さず、開始わずか11秒で電光石火のゴールを奪うことに成功しました。
日韓ワールドカップほど後味の悪い大会はなかったため、ハカン・シュキュルのゴールに歓喜したサッカーファンも少なくなかったはずです。